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【市民ライター連載企画】足利花火大会を支える人②

2019.07.27|News

【こんなふうにできている―足利花火大会を支えるひと―】
第2回【花火師】須永花火 田島煙火工場 四代目 田島 浩さん
1927年(昭和2年)に「須永花火製造所」として足利市内で創業開始した「須永花火」。四代目として今に受け継いでいるのが花火師の田島さんです。本格的な花火大会シーズン間近の6月某日、憧れの花火師さんの取材にワクワクしながら取材にお伺いしました。
取材 本城京
■■理想のクオリティを目指して■■
記者 いよいよ花火シーズンを迎えますが、すでに準備は始まっているのですか?
田島 早い花火大会では2月頃からスタートしていますね。足利花火大会は来週から本格的に打合せが始まりますが、ゆっくりな方ですね(笑)。大急ぎで準備をはじめます。 (取材日:6月中旬)
記者 それはお忙しいですね。
田島 そうなんです(笑)。その段階ですと仕込んである花火も種類と数が限られてしまうので、お客様のイメージに合わせ、クオリティを上げるには本当は早いに越したことはないです。でも、中にはその年の花火大会が終わった段階で、「来年もよろしく!」と言ってくださるお客様もいるんですよ。
記者 それはうれしいですね。
田島 そうですね、最近は玉数よりもクオリティに関心を寄せられる方が増えてきています。お客様の期待に応えられるようにクオリティを上げる努力をすることで、仕掛け花火コンクールでも、大賞や最優秀花火師賞を2年連続受賞させていただくなどたくさん賞をいただくことができました。
■■理想の花火ができるまで■■
記者 どのような手順で仕掛け花火は作られていくのですか?
田島 まずお客様とイメージや希望する色、形、BGMなどの打ち合わせから始まります。それからいくつかの工程を経て、BGMに合わせてパソコンで1/100秒単位で設計し編集します。それを打ち上げ用の図面に起こして入念なチェックをして当日に臨みます。そのほか、花火本体の導火線の接続や設置は手作業です。昔はBGMに合わせることもなく、今思えば簡単でした。それがここ10年でガラッと変わり、作業工程もとても複雑になり、人手や時間もより必要になりました。
記者 複雑な工程を経て完成するのですね。当日は何時ごろから準備をされるのですか?
田島 足利の場合は準備のほとんどが当日の朝からなので、朝5時過ぎから始めます。一番乗りです(笑)
記者 それは一日が長いですね。花火制作でのご苦労はどのようなところですか?
田島 球なら完全な球にするなど、理想の花火の形にするところは常に努力と苦労を重ねています。あとは、色ですね。赤でも微妙に違う色味であるとか。上空の空気との化学反応でも色が変わるんです。
記者 確かに見ていても「この色初めて!」ってテンションあがりますよね。
田島 納得できる形と色にはそうは出会えません。あと一番は安全性のチェックです。 どんなにきれいな花火でも安全でなくては意味がありません。
■■今年のナイアガラは特別!■■
記者 今年の見どころを教えてください。
田島 毎年フィナーレのナイアガラを担当しているのですが、今年は色がいつもと違うんです。例年は銀色ですが、今年はそれに5つの色が加わります。そのナイアガラも今工場で手作りしています。純国産ですから、どんなナイアガラか楽しみにしていてください! それから、弊社をご指名いただいたお客様の作品では世界レベルの尺玉を準備しています。一目で「すごい!」とわかるクオリティと大きさですので、こちらも期待していてください。
記者 それは楽しみですね!最後に皆さんにひとことお願いします。
田島 とにかく楽しんでほしいですね。地元足利に花火屋さんがある、その花火屋さんが一生懸命必至になってやっているんで、安心して心から楽しんでもらいたいです。そして、うちの名前が呼ばれたら「田島がんばれー!」ってぜひ大きな声で言ってくれたらうれしいです(笑)。会場でも「田島煙火工場」のはんてんを着ていますから声をかけてください。
記者 そうですね!わかりました!今日はありがとうございました。
このあと、田島さんの案内で工場を見学させていただきました。 初めて見る花火づくりの現場は驚きの連続!この連載で後ほど皆さんにもご紹介します。

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